Via Northan Route
どういう訳か、大阪から東京に戻るのに、素直に新幹線を使わず、『寝台急行きたぐに』に乗り、北陸・直江津・越後湯沢を経由してそのまま東京に南下するという妙なルートで帰ることに。
きたぐにの乗車券・急行券を購入する際、B寝台にすべきか、グリーン車にすべきかで迷ったが、結局グリーン車に乗ることにした。
大阪駅10番ホーム。昼間はサンダーバードがやって来るホームに停まっている電車(きたぐには電車寝台だ。)に乗り込むと、嘗ての機関車が牽引する車両の B寝台とは異なり、真ん中に通路があり、両側に3段ベッドがある、ちょっと狭く感じるレイアウトである一方、グリーン車は1両あたり座席は僅か24席。しかも、車両の両端はサロンスペースになっており、ゆったりまったり過ごすことができる造りになっている。料金はB寝台とあまり変わらないらしいので、乗るとしたら断然こちらだろう。
欠点があるとすれば、リクライニングシートがフルフラットにならないことや、プライバシーの問題になるだろうが、あの圧迫感に比べたらグリーン車の方が全然良い。
数年前、ウィーンからパリ東駅まで寝台で移動した際、クシェットと呼ばれる、日本で言うB寝台3段を利用したのだが、3段であるがゆえに天井が低く、更には狭かったので大変だったことを思い出す。身長174cmと、日本人男性の平均より若干大きい平方さんですらキツイのだから、ヨーロッパの人間にはなおのこときついことだろう。
結局、グリーン車のリクライニングシートにはほとんど座らず、前方のサロンスペースで本を読んだり、時刻表で到着時刻を確認したり、車窓を眺めたり、横になって仮眠を取ったりして過ごす。
ふと気が付けば、京都では満席だったグリーン車が、直江津に着く直前では平方さんと、平方さんの席の隣でひじ掛けを独占していたオヤジの2人だけになっている。電車そのものは新潟まで行くものの、通常は北陸方面への最終電車的な使い方をする人が多いのだろうか。