安心おやつ はらドーナッツ
ようやく分かった。乱暴な分け方をすれば、彼は私と同じなのだ。平方です。
最近、東京にやって来た人気のドーナッツ店に行ってみる事にする。
とは言っても、米国資本のあの店のことではない。そもそも、進出当初、2~3時間も並んで買うほどの価値があるものとは正直思えなかったし、店舗数が増え、待ち時間も大幅に短縮された今頃になって買いに行くのもどうかという気持ちがあったので、ひねくれた心の持ち主である平方さんは、日本の店には未だ一度も行った事が無い。
話がずれてしまった。
今回平方さんが訪ねたのは、神戸に本店がある『はらドーナッツ』。

JR吉祥寺駅北口から中道通りをてくてく歩き、『いい加減、住宅地に突入したんじゃね?』と、ちと不安になった頃、目の前に築年数をかなり重ねたと思われるマンションの1階を大胆に改装した、『はらドーナッツ吉祥寺店』が現れる。
看板の電話番号のところが『でんわ』とか、『Tel』といった表記ではなく、『もしもし』としているセンスがかわいい。
マンションのベランダを取り払い、階段とウッドデッキを設置した入口から中に入ると、テイク・アウェイのみの小さな対面式ガラス・ショウケースが置かれており、好きなドーナッツを口頭でおねえさんに注文することによって購入することが出来る。
白を基調とした、シンプルながらもおしゃれかつかわいらしい色使いの内装を施した店の奥では、年の頃では平均して25歳前後と思われるおねえさんが忙しそうに粉をこねたり、ドーナッツを油で揚げたりしている。
油のにおいが漂ってくるが、決して胃が重たくなるようなにおいではなく、甘いにおいと混ざって、鼻腔をやさしく刺激する感じが何とも心地良い。
閉店間近だったので、「はらドーナッツ(プレーン)」「さとうきび」「コーヒー」「丹波黒豆きなこ」しか無かったが、それぞれを買い求め、持ち帰る。価格は1個\120~と、良心的な価格設定だ。
早速食べてみる。
揚げたてのドーナッツはほかほかして、生地がぎっしり詰まっており、甘さも控えめ。平方さんが好きな味である。
スイーツは洋の東西を問わず、その店の一番基本的なものが美味しければ、他の商品も大外れすることは少ない。
このドーナッツの他のフレーバーも、それぞれの味をあまり強く主張しているわけではないが、それを差し引いても美味しく食べることが出来た。