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尋常性白斑報告X

役所広司から診察を受ける役所広司。それをアシストする役所広司。それを横目に解説を始める役所広司。そして一部始終をナレーションする蟹江敬三。平方です。

朝。11:00頃に皮膚科に入り、いつものようにドクターの診療を受けたあと、いつものようにナローバンドUVBの照射を受けようとした時のこと。
今のところは顔と手甲を同時・襟足・足の甲を照射しており、逆に照射不要な部分は毎度毎度助手のおねえさんにタオルや遮光用の布を被せて貰っているのだが、平方さんが準備をすべく上半身がはだけた状態でベッドに仰向けになり、今か今かを待っていると、ふと平方さんの目の前にあるカーテンに、名前は知らないが、何かの虫が止まっているのに気付く。
平方さんは特に何もすることなく待っていたのだが、おねえさんが照射室の中に入るや否や、いきなり「キャーッ!!」と叫び、しりもちをついてしまった。変に落ち着いている平方さんが「大丈夫ですか?」と声を掛けるも、おねえさんはまだ腰を抜かしている。
他のおねえさん達が、何事かと平方さんと腰を抜かしたおねえさんがいるブースをチラチラと覗き込んでいる。

ここで平方さんの『誇大妄想の被害妄想』癖がむくむくと沸きあがってくる。『もしかして、他のおねえさん達はあの「キャーッ!!」で、平方さんが彼女のお尻かどこかを触ったんじゃねぇか?と思っているのでは?』というのが頭をよぎる。もし彼女が、『自分さえ引っ込めれば丸く収まるから黙っておこう…。』的なパーソナリティの持ち主だとしたらなおさらだ。

そんなことを思いつつも、ナローバンドUBVの照射を終え、別室でMELの照射を受けようとしたら、またしても彼女であった。
いつも、MELの照射後に診察券をおねえさんから受け取るのが一通りの流れの最後のプロセスなのだが、診察券を財布にしまおうと思ったその刹那、隙間からポイントカードをポロポロと落としてしまった。
「ああ、ああ、ポイントカードって結構溜まっちゃうんですよね…。その割にはポイントが貯まって特典を受けた事は殆ど無いんですけどね…。」
「ああ、分かります。それ。」
という当たり障りの無い会話をして皮膚科を去った。

と言う訳でまた明日。

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