引越祝いへのシフト
Amazon.co.jpで書いたレビューが他のところで勝手に使われているのはハッキリ言って気持ち悪いです。平方です。
皮膚科での治療を終え、東京メトロ有楽町線で池袋に向かい、西武百貨店へ向かう。
と言うのも、英国滞在時に近所に住んでいたMという男が神奈川県相模原市へ引越したので引越祝いでもしようと言うKの誘いがあったからだ。
Mと会うのは2年近くぶりで、パシフィコ横浜で開催された展示会の準備の帰り道、ランドマークタワーとJR桜木町駅を結ぶ動く歩道で偶然会った時以来だ。
その時、ちょうど彼は結婚を決めたと言う話をしていたが、おそらく彼の地に新居でも構えたのだろう。結婚式にはKやたすまん等が呼ばれ、平方さんが呼ばれなかったところを見ると、彼にとっての平方さんに対するプライオリティが手に取るように良く分かる。その部分が多少引っかかったが、それ以上にどんな嫁をもらったものか、嫁の顔でも拝んでやろうというちょっとした好奇心もあり、行ってみる事にしたのだ。
ただ、手ぶらと言うのもどうかと思ったので、ちょっとした祝いの品でも持って行ってやろうと思い、西武百貨店池袋本店6階にやって来たのだ。
贈るものは陶磁器といった割れ易いものは避け、かつ、アイテムの数は奇数にしなければならない。
その上、生活をする上で邪魔にならないもの…。
となれば、自ずとモノは決まってくる。
平方さんはバーバリーのタオルを買い求め、ラッピングをしてもらう。
店員が『熨斗(のし)はどうされますか?』と訊いてきたが、結婚してから期間も経っているはずなので、敢えて青丸と緑丸が重なったあの包装紙でラッピングをしてもらう。
平方さんは埼京線と小田急小田原線を乗り継ぎ、神奈川県相模原市へ。
しかし、到着したのは、彼が属する組織の独身用住宅。
話題の節々を繋ぎ合わせると、どうやら彼は離婚したようなのだが、理由を根掘り葉掘り訊くのはあまりに無粋に思えたので敢えてそれは行なわなかった。
あと、結果的に熨斗は付けないで正解だった。タオルと石鹸の組み合わせで7アイテムと奇数であった理由も知る由もあるまい。
詳しいことは良く分からないが、果たして、仮に性格の不一致が原因なのだとしたら、互いにそれを見抜けなかったことを悔やむべきか?それとも、傷口が広がらないうちに別れることが出来たことを喜ぶべきか?その答えを知っているのは間違いなく彼等だけである。