オスの能力
13時過ぎ。昼食を買うのと、りそな銀行へ行くのを兼ねて外に出ようとした時、半ドンで帰ろうとするN坂さんと、サーフィスさん(旧称『呼称未定人妻』さん)と鉢合わせ。エレベーターの中でN坂さんが「あのう、平方さんっていつも背筋が伸びていますね。」と言って来た。
今まで生きて来た中で、「背筋が伸びている」と言われたことが無かったので若干驚きつつも、「う~ん、夜中に走っているからかな?」と返してみる。
「えっ!?夜中走っているんですか?」と驚かれたので、「ええ、走れる時は走っていますよ。あと、行ける時はフィットネスクラブも。」と答えると、サーフィスさんが「それってダイエットとかでですか?」と訊いてくるので、「それもあるけど、理由はたくさんあるんだよね。」と答えておく。本当の理由を言ったら引くかな?と思ったのでそれはあえて言わないでおいた。流石に『オスとしての能力を上げるためさ。』などと言うのはとてもとても…。
あと、ミーティングが終わったあとで室内のコーヒーを片付ける時、平方さんが座っていた位置は一発で分かるそうだ。
何故なら、平方さんはミーティングルームの椅子を使う時、椅子の高さを一番高くして座るからだ。では何故平方さんは椅子の高さを高くしているかと言えば、もし低いまま座ったら、眠気が襲って来そうな気がして何だかちょっと厭だからだ。プラシーボかよ?
それにしても、本人ですら気付かなかったところや、うすうす分かっていてもついついやってしまうことなど、往々にして女性は平方さんの事を結構見ていることが多いことを改めて思い知らされる。
以前、某外資系企業に潜り込み、RS/6000の導入支援を四の五のしていた時、今まで使っていたボロボロの鞄を吉田カバンに変えた途端、特に平方さんの方から何か言った訳でもないのに、向かいの席に座っていた女性から「平方さん、鞄を吉田カバンにしたんですねぇ…。」と言われた事があったし、社会福祉法人在籍時には平方さん自身すら気付かないちょっとした体重の変化を見抜いて「もしかして痩せました?」などと言ってくる女性スタッフがいた事を思い出した。
もしかしたら、口には出さないけど、平方さん自身が未だ気付いていないけど、無意識でやってしまっているイタいことなんかに密かに気付いてしまっているのだろうか?
怖いなぁ。でも、その中に自分自身を良くするヒントが隠されているような気がしてならないので、もし何か気付いたら声を掛けて貰えれば幸いである。