オフィスで飼う動物II
平方さん「そう言えば、今でもそうなんですけど、うちの父親は淡水の熱帯魚を飼うのが好きでしてね。ネオンテトラとか、タナゴとか。」
Y※ちゃん「へぇ~、そうなんですか…。」
平方さん「子どもの頃、よく武蔵村山市のピーデー熱帯魚センターに父親と一緒に行っては、新しい熱帯魚を入手していましたし、流石にうちの父親は手を出しませんでしたが、ピラニアとかアロワナといった魚を見かけた事をよく思い出しましたよ。あと、網生簀で仕切られた金魚売り場ね。出目金とかランチュウとか、そこそこいい値段のする金魚と並んで、1匹\20の『エサ金』も並んでいるんですよ。」
サウスさん「嗚呼、何か悲しいっスねぇ…。そこにも『格差社会』が存在するわけですね。」
Y※ちゃん「ちなみに『エサ金』って何ですか?」
平方さん「『エサ用金魚』の略ですよ。アロワナとかピラニアが泳いでいる水槽に放り込んで、生餌にするんです。ピラニアが散々金魚を追い掛け回した末に、ガブっていっちゃうんです。ですから水底には金魚の死骸がゴロゴロと…」
Y※ちゃん「えぇ~っ!?」
サウスさん「こんな小さな世界でもちょっとした食物連鎖が起きているんですねぇ…。」
平方さん「ええ。でもピラニアにしてみれば、食ってしまえばエサ金も出目金もランチュウも味は一緒なんでしょうけど。」