Such a lovely place, here is!
温度が違ってやり方わからず雨に降られて見たAK。平方です。
仕事の合間を見ながら70-270の試験勉強をする。今度の試験日は明日。ボスや大ボスは「別にわざわざ休日を潰さなくても、平日に受けても良かったのに。」と言ってくれたが、平日だと他の業務の事も頭に入れなければいけないので、過去の試験においては、あたふたしたまま試験を受け、ノックアウトしてブルーな週末を送るというパターンに陥っていたので、100%に近い形で集中するために、土曜日に受けることにしたのだ。
問題を解いていた午後、電話に出ていたYコメちゃんが一旦電話を保留にし、「平方さん、XXXXという会社から電話なんですけど。」と尋ねてくる。この会社は確か先日のブログで話題にしたマンション投資の会社だ。自分宛に来たのは、先日の電話でうっかり自分の名前を言ってしまったからだろう。
「嗚呼、『平方は死にました。』とでも言っておいて。本当はちょっと遊んでやりたいけど、時間も無いことだし。」
と答えておく。
電話が終わり、
「Yコメちゃんさぁ、都心で12~3㎡、家賃7~8万の物件に住みたいと思う?」
と訊いてみる。
「12~3㎡て、広さ的にどれ位ですか?」
「そうねぇ、ワンルームかな。」
「う~ん、それは微妙ですよねぇ…。」
「やっぱりね。マンション開発業者には確実にお金は入ってくるけど、マンションを買った人間には、空室が発生したときに家賃収入が来ないというリスクが発生するしねぇ。それでも月々の返済は確実にやって来るし。それに、都心の単身者向けワンルームマンションだと、意外に都心って、週末は店とかやっていないんだよね。かと言って、40~50平米みたいな家族向きは買う人間も限られるし、買う人は直接買っちゃうだろうし。」
「そうですよね。でもワタシ、六本木ヒルズとか、東京ミッドタウンに住むのに憧れちゃうんですよ。」
「う~ん、ちょっと前まではもてはやされていたけど、あそこに入っている企業にあまり良いイメージが無いからなぁ…。こことか、こことか、こことかね。」
「え~、そうですか?でも、ああいったところの最上階のレストランとかで食事をしようものなら、女の子はキュンキュンしちゃいますよ♪」
「そうかぁ…、キュンキュン♪しちゃうか…。」
口には出さなかったが、映画館とパンを買いに行く位しか足を踏み入れたことが無い彼の地を思い出し、同時に平方さんの今の住まいの風景がフラッシュバックする。残念ながら今の平方さんの住まいは、どこぞのおねえさんを連れ込むような感じの住まいではない。
引っ越すか…。あの頃は、『どこに住むか?』よりも、『どうやってあの部屋を出るか?』という事が重要で、一ヵ月後には自分は果たして生き延びることが出来るかどうか分からない日々を送っていたけれど、ようやくいろいろなものに目処がついてきたからなぁ…。
いつの間にか話題が『浅野屋』の話になり、更に飛躍して、「軽井沢に行く時は、『碓氷軽井沢IC』という名前に惑わされると裏道の無い一本道で渋滞にはまってしまうから、敢えて一つ先の『佐久IC』で降りて、国道で戻ると良いよ。彼氏とお出かけするときは是非とも参考に。」みたいな豆知識を披露していた。ちなみに彼氏とはバイクで移動することが多いらしいが。タンデムって、ヘルメットが接触しあって地味に痛いんだよなぁ…。

パンのことを思い出した平方さんは、18時半に会社を出て、一度行ってみたかった弦巻のドイツパンの店に寄り、パンを買い求めることにする。サザエさん一家の息遣いが聞こえて来そうな住宅地の真ん中に、ドイツ風のかわいらしい建物が建っており、ライ麦独特の酸味漂う店内で、日本人の好みに合わせたパンではなく、ほのかな塩味と酸味が交わる黒パンを買う。以前、社会福祉法人でサンタクロースの役を買って出てくれたハンガリー人の農学博士いわく、『日本のパンは甘い』と言っていたが、まさにその通りだ。浅野屋といい、この店といい、『売り上げ確保のために妥協して用意している甘いパン』ではなく、『本当に売りたいパン』が実は一番美味しかったりするのだ。それに、麦・酵母・塩・水以外の材料は殆ど使っていないなので、ヘタな菓子パンよりものすごくヘルシーだし。
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